Jan 26, 2008

朝5分の出会い@ホテルの入り口にて

ここに着てから家が見つかるまでは、ホテル暮らしをしている。ブジュンブラの家やホテルの入り口は大抵、2.5メートルくらいの鉄の門に警備員がおり、周りも鉄柵やレンガの塀で、「囲まれた中」で生活していることにまだ慣れない。毎朝7時半ごろ事務所の車が迎えに来てくれるのだが、その日は門の外で待つことにした。門に近づくと、警備員の若いお兄さんが書き物をしていたので、何を書いているのか聞いたところ、大学の勉強をしているのだという。大学で何を学んでいるのか聞くと、教育学を勉強していて、将来先生になりたいんだと言った。夕方から早朝まで夜間の警備員として働き、日中に大学に行っているらしい。

翌朝、再び門の外に出ると、見かけ60代後半から70代の背の曲がったおじ(い)さんが話しかけてきた。「料理人は探していないかね?」「私は料理が好きだから、自分で食事を用意するんです」と答えると、そうかい、とにっこり笑っていた。この歳になって職探しをしているんだろうか、それとも家族か知り合いの誰かのために聞いてきたのだろうか。なんとなく前者のような気がした。

まだ殆ど何も知らないブルンジの現実を少し感じさせてくれる出会いだった。




(写真は、ホテルの入り口の門)

No comments: