Aug 22, 2007

優劣

「知的水準と言う点については、天性の優劣はない」

この間ナイロビに上がった際に立ち寄った「陣屋さん」という日本食材店に、日本語の本が並べられていた。自由に借りて良いということで、犬養道子の「人間の大地」をケリチョーに持ち帰った。関心あるテーマを扱っているのにこれまで知らなかったということは、大学時代Reading Assignment以外の本をいかに読まなかったかということだと反省しながら読み始め、上の箇所に目が留まった。

頭に大量の薪を担ぎ腰を60度に曲げて何キロも歩くケニア女性、道路工事用の石を手押し車に山積みにし、腕をぴくぴくさせながら押し歩く男性や、水の入った容器を両手で持ち、よたよたと運ぶ子どもたちを見るたびに、どうして彼らは肉体労働で一生身体を酷使しないといけないんだろう、肉体労働と知的労働に関わる者の違いはなんなのか、正当化される違いがあるのか、考えきれずにいることを、思い出した。

Aug 12, 2007

よしなしごと:国際協力に関して

ワシントンDCに住んでいたころ、WJWN(Washington Japanese Women's Network) というネットワークの会合に参加させてもらっていた。
www.wjwn.org
創立者の上野真城子さん宅でのアットホームな会合に初めて参加したのは2001年の春。「DCに来てもう2ヶ月も経つのに、まだ仕事が見つかりません・・・」と言うと、「あなた、まだ2ヶ月じゃない!」と言われたのが、励みになったのを思い出す。

WJWNが出しているVIEWSという On-lineジャーナルの国際協力特集に、思うままに綴らせてもらいました。
http://www.wjwn.org/views/article.php?NUM=V-0176


日々頭の中を巡るよしなしごとを言葉で表現するのは簡単ではない。心にうつりゆくよしなしごととなれば、更に難しい。それでも、その一部分でも発信することに、なんらかの意味はあるのだと思う。(ので、このブログももっと頻繁に更新せねば・・・)