「知的水準と言う点については、天性の優劣はない」
この間ナイロビに上がった際に立ち寄った「陣屋さん」という日本食材店に、日本語の本が並べられていた。自由に借りて良いということで、犬養道子の「人間の大地」をケリチョーに持ち帰った。関心あるテーマを扱っているのにこれまで知らなかったということは、大学時代Reading Assignment以外の本をいかに読まなかったかということだと反省しながら読み始め、上の箇所に目が留まった。
頭に大量の薪を担ぎ腰を60度に曲げて何キロも歩くケニア女性、道路工事用の石を手押し車に山積みにし、腕をぴくぴくさせながら押し歩く男性や、水の入った容器を両手で持ち、よたよたと運ぶ子どもたちを見るたびに、どうして彼らは肉体労働で一生身体を酷使しないといけないんだろう、肉体労働と知的労働に関わる者の違いはなんなのか、正当化される違いがあるのか、考えきれずにいることを、思い出した。
Aug 22, 2007
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2 comments:
何年も前にもこの話したことあったね。
私は今も肉体労働<知的労働とは思わないわ。
経済的に言えば一般的にどちらが恵まれてくるかはわかるけど、世の中には肉体労働従事者だって必ず必要だし、知的労働をしている人間が肉体労働をしている人間より、より幸せだとも限らないしね。
大事なのは、両者とも不当な扱いを受けないということではないかしら。
Hiromi, コメントありがとう。そっかー、何年も前にもこんな話してたか。選択肢があって、肉体労働Over知的労働を選ぶ人はどのくらいいるんだろう。
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