Jan 26, 2008

ホテルの入り口にて(パート2)

門の中にいるより外に出たほうが、通り行くブルンジ人や超スピードを出して走っていく援助機関の車(のロゴ)などを観察できておもしろいので、最近は外で車を待つことが多くなった。土曜の今朝、いつもより遅めに門から出て、ピックアップしてくれるフランス人の同僚を待っていたら、日中の警備員のお兄さんが出てきて、話し相手になってくれた。


彼はコンゴ人で、6年前にコンゴから難民として、3日間歩いてブルンジに入ってきたそうだ。家族と一緒に、100人くらいのグループで歩いたらしい。しばらく難民キャンプで暮らした後、彼は家族とブジュンブラ市街に引越し、今は警備員として日中働きながら毎晩7時から10時まで、大学でコミュニティ開発の勉強をしているそうだ。大学を卒業するのに5年間、年間の授業料はUS$200だと言っていた(私立大は$200、国立だと$100だとか)。将来ブルンジで仕事を見つけるのは、コンゴ人にとっては難しいので、コンゴに戻って仕事がしたいと言っていた。後から、警備員の平均月給は、週7日間働いてUS$35くらいだと知った。 1998年から2003年のコンゴ内戦で難民となった200万の人々には、200万のストーリーがある。

3 comments:

acha said...

さっそくブルンジからのお便り、うれしいな~。
夜の警備員さんも、昼間の警備員さんも、働きながら大学の勉強しているなんてすごいね。
日本は受験シーズン真っ只中だけど、あらためて日本人は恵まれているな~と思います。

Unknown said...

あちゃ、ブログでフォローしてくれて、ありがとう。日本は受験シーズンなんだ。あーこんなに勉強できてありがたいなあ、って思っている受験生は少ないだろうね。そうだね、恵まれた環境にいるよね、日本の若者は。私もその一人だから、「君は何歳で大学の勉強を終えたの?」と昼間の警備員さんに聞かれたとき、何となく答え辛かった。彼は私らと同じ歳だけど、紛争で学業を数年間ストップせざるを得なかったから。

Telefone VoIP said...

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